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このブログについて
  • 毎週、管理者が「これは」と思った作品を記録・紹介しています(詳細)。
  • 現在、定期更新を休止中です。近日復帰予定。

Mon, 30 Jan 2006

[][] 正しい奴隷の育て方  正しい奴隷の育て方 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
ひのさん
サイト
Sugarless > 小説 > 正しい奴隷の育て方
ジャンル
異世界ファンタジー(コメディ+シリアス+魔族少女系)

魔族が人間の下位に置かれ、奴隷として扱われている時代。若手《中間管理職》騎士と、彼に引き取られた魔族の少女の、ときに和やかで、ときにハードな物語。事件あり、魔法あり、個性の強い脇役あり、可愛い女の子あり、報われない主人公あり――と、ライトノベル的な要素が一杯に詰まっていて、この手のファンタジーが好きな人にはすっかり魅力的に映るはず。少なくとも、タイトルの奴隷に恐れをなして避けてしまうには勿体なさすぎる一作。

肝心の内容は、というと……気苦労の耐えない主人公と周辺の人物たちとの掛け合いを楽しむ漫才モノとしても読めるし、魔族差別に対する意識差やガス灯・道路の舗装といった緻密な都市風景の設定に裏打ちされた社会派のストーリーとしても読める。もちろん、女の子のあれこれに注目すればいわゆる「萌え小説」にもなる。割と何でもアリな構成。各話ごとに独立したエピソードとして楽しめるので、まずは第一話「ミルクはいかが?」から。

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Mon, 23 Jan 2006

[] ミッド・ウィケットの交渉師  ミッド・ウィケットの交渉師 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
小沢イネさん
サイト
コチと裏庭 > 物語 > ミッド・ウィケットの交渉師
ジャンル
異世界ファンタジー(児童文学+魔法学園系)

交渉師はデームという未知の生物と交渉し、彼らの意思をくむことのできる唯一の人間だ――天才交渉師イルセル・ロランズと、思いがけず彼と関わりを持つことになった落ちこぼれの「僕」を描く学園ストーリー。

海外児童文学を翻訳したような独特の文体が印象深い物語。劣等性である主人公の葛藤、天才魔術師の秘密、謎の巨人の正体――などなど、色々な要素が綴られていくのだけれど……何というか、上手く作品をまとめられない。文章はどちらかといえば硬めなのに、読んでいてとてもふわふわした幻覚みたいな感覚が残る。あとがきで「夢を元にして書かれた」と説明されていて、なるほどと納得した次第。とまれ、ハリポタ――はちょっと違うか――とにかく、こういう非RPG風ファンタジーが好きな人にはお薦めの一作。

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Mon, 16 Jan 2006

―― ―― - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

今週は通常の更新をお休みします。代わりに、管理者お気に入りのWebコミックとWebムービーをリストアップ:

  • 世界は踊るいつまでも……ジャンル分け不能、ストーリー4コマ(完結)。独特の絵柄と世界観、4コマならではの物語の織り方が麻薬的。じんわりと泣けてくる。
  • はねむす……ほのぼのコミック(連載中)。羽の生えた少女と愉快な仲間たちのおはなし。女の子も可愛いけれど、お父さんがもっと可愛い。
  • 雨と少女と私の手紙(帝国少年 > 帝国少年作品集 > 雨と少女と私の手紙)……ほのぼのムービー。雰囲気にやられた。小道具のセンスが魅力。

文章も良いけれど、たまに気分を変えてグラフィックス作品を味わってみると新しい発見があります。

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Mon, 09 Jan 2006

[] 足の下の君に  足の下の君に - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
和之川 故さん
サイト
ワニワライ > text > 足の下の君に
ジャンル
現代ファンタジー(ホラー+しみじみ系)

早朝、宵闇、あるいは曇り空の下――街に影盗人が現れる。たとえ影を失っても死ぬ訳じゃない、病気になる訳でもない――ただ、孤独になるだけだ。

温かいホラー、というカテゴライズが適切なのかどうか分からないけれど、これはとにかくそういうおはなし。花束を抱えて街を行くその男はどんな過去を持ち、何を思うのか。そして、影盗人とはそもそも何者なのか。もちろん、謎の多くは最後まで謎のまま残る。しかし、そうした雑多な想像を走らせることで、原稿用紙10枚に満たない物語が読者の頭の中で何倍にも膨らむ――本作に限らず、それが掌編の醍醐味。よくある小品といってしまえばその通りなのかもしれないけれど、こういう作品は美味しい水みたいなものでいくらでも読める。

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Mon, 02 Jan 2006

[][] 縁の下の女の子《接近遭遇編》  縁の下の女の子《接近遭遇編》 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
神秋昌史さん
サイト
ゆめかみ! > 縁の下
ジャンル
現代ファンタジー(ほのぼの+妖怪+不思議少女系)

妖怪屋敷に越してきた一家と、そこに住み着いていた妖怪たちとの出会いを描くコメディ。気持ち良いくらいに邪気のないエンターテインメント――妖怪たちは嫌がらせをするだけで人間に危害を加えないし、父親が事業に失敗して逃げてきたという設定の割に借金を背負っている訳でもなさそう――で、心を空っぽにして素直に楽しめる。

父親は妖怪マニアで母親はオバケ嫌い、クールな息子に無邪気な娘――と各種性格の取り揃えられた人間一家もさることながら、愛すべきキャラクターばかりの妖怪サイドが魅力的。水木しげるで育った読者としては「やっぱり日本の妖怪はこうだよなぁ」と一種感慨深いものがある。それから、伝統的な妖怪たちに加えて謎の差し入れ少女や無気力少女(妖怪)が登場するあたりは現代的な配役――ということなのだろうか。いずれにしろ、中編、後編と続くらしいシリーズの展開が楽しみな作品。妖怪たちのさらなる活躍に期待したい。

タイトルを修正しました:前編→接近遭遇編

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