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  • 毎週、管理者が「これは」と思った作品を記録・紹介しています(詳細)。
  • 現在、定期更新を休止中です。近日復帰予定。

Mon, 27 Mar 2006

[] 傍らのミス=フォーチュン  傍らのミス=フォーチュン - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
ブシィ=ナスカさん
サイト
ダスヴィダーニャ > 小説 > 傍らのミス=フォーチュン
ジャンル
現代ファンタジー(伝奇+記憶+妖怪少女系)

駆け出しの居候弁護士略してイソ弁――今日も今日とて各種雑用をこなすうだつの上がらない青年の元を、尻尾と2本の角を持った(なおかつバストの大きな)奇妙な少女が訪れる。彼女は彼のことをよく知っている風なのに、青年の方はまったく身に覚えがない。はたして、彼女の正体は? 目的は? ――という謎めき系のストーリーなのだけれど。

一読して、舞台は関西に違いない! と確信。イソ弁にボス弁、バンドマンに(ヤ)さん。物語はリリカルかつシリアスなのに、アクの強い登場人物たちが口を開いた途端、いつでもどこでも漫才が始まってしまう。もう、すべての台詞がオチなければいかん、という勢い。しかも、その賑やかなノリを保ったまま、骨太でスケールが大きくてそれでいてちょっぴり切ないストーリーが紡ぎ出されてしまったり。笑いあり、涙あり、サスペンスありの3拍子揃った作品。

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Mon, 20 Mar 2006

[] 王女の理由 -Princess of Destiny-  王女の理由 -Princess of Destiny- - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
枕さん
サイト
日暮道遠 > 小説 > 王女の理由 -Princess of Destiny-
ジャンル
異世界ファンタジー(コメディ+逃亡+三流傭兵+王女様系)

ひょんなことから渦中の王女を人質に取って逃亡する破目に陥った男。彼を追うのは王女の親衛隊だけじゃない。邪教団に追われ、傭兵団に追われ――基本的に下っ端でしかない男に立ち向かう術などあるはずもなく、びくびくしながらこそこそと隠れ回るのみ。行動は成り行き任せで、立場は人質であるはずの少女よりも完璧に格下。敵に出会えば逃げ、出会わなくても隠れ、終いにはすべてを放って逃げ出す始末。ひたすら情けない。なのに――何というか、その情けなさに筋が通っていて妙に渋いのだ(実際、彼のダメさ加減が物語の鍵を握っていたりする)。颯爽と見得を切るでもなく、勇気を奮って敵中に斬り込むでもなく、最初から最後まで逃げ続けているのに格好良い主人公というのはかなり貴重な存在かもしれない。

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Mon, 13 Mar 2006

[] 落日の挽歌  落日の挽歌 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
Manukeさん
サイト
Manuke Station > ENTER > SS & Novel > 落日の挽歌
ジャンル
SF(シリアス+人類+不条理系)

人々が狩猟によって日々の糧を得る世界。一人の男が妖精族の女と出会うシーンから、物語は始まる。美しい女に惹かれる男。ただ、それは決して恋愛感情のようなものではなく、あるいは彼女の圧倒的な力と可能性に惑わされただけなのかもしれない。似たようなヒトの姿を持っていても、彼らの種族と彼女らの種族はそれくらい異質な存在なのだ――

僅か6000字の中に壮大な物語が凝縮された作品。とにかく、密度の濃さとスケールの大きさが凄い。ラストの種明かしまで一気に読み進めて、まるで長編を読了した後のような充実感を味わってしまった。後書きを拝見すると、作者さんは執筆に際してきちんと資料を参照なさったそうで、ディテールまで含めた作品の説得力にも納得するほかない。

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Mon, 06 Mar 2006

[] マッチ売りの少女@現代  マッチ売りの少女@現代 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
おじょうさん
サイト
ち よ こ 。 > 小説 > マッチ売りの少女@現代
ジャンル
現代一般(ほのぼの+コメディ+シリアス系)

昔話でもメルヘンでもない物語の主人公は、とっても尖った女の子。「この御時世に商売が成り立つのか?」なんて尋ねちゃいけない。今日も今日とて、彼女はしたたかにマッチを売り歩くのだ(煙草へ点火してやる代わりに法外な料金を巻き上げたりしながら!)――そんな新時代のマッチ売りが、とある画家の屋敷を狙った事件に巻き込まれてしまうというか、むしろ自分から飛び込んでいくというか、とにかくそんなおはなし。画伯、警官、記者、そしてファンキーでファンシーな窃盗団――登場人物それぞれにバックグラウンドがあって、ともすればバラバラになってしまいそうなストーリーが軽い伏線を挟みつつ絡み合っていく構成は「巧い」の一言。フラリフラリと神出鬼没に物語を掻き回す女の子が可愛くて、兄貴チャリティーボゥイの悪漢コンビはそれ以上にラブリーで、読み終えたときには彼らが大好きになってしまった。

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