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  • 毎週、管理者が「これは」と思った作品を記録・紹介しています(詳細)。
  • 現在、定期更新を休止中です。近日復帰予定。

Mon, 10 Apr 2006

[] デズモンド・パークの花嫁  デズモンド・パークの花嫁 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
jirisさん
サイト
地リスの応接間 > 外国の話 > デズモンド・パークの花嫁
ジャンル
時代小説(恋愛+16世紀イタリア/イギリス+サスペンス系)

サイトのトップにある通り、最後はめでたしめでたしというコンセプトで作品をお書きになっているらしい作者さん。恋愛モノと時代モノは「お約束」に限る、と常々思っている私のような読者には非常にありがたい。ひたすら安心して読める。もう、ドロドロの事件が綺麗に解決して、第一印象の最悪だった登場人物たちの素顔が見えてきて、分かっちゃいるけど凄く読後感が良いですよコンチクショウ、という感じ……あれ、紹介になってないかも、これ。ストーリーを要約すると、腹黒エロ商人に陥れられてしまった孤児の少女が男前の伯爵に救い出されるのだけれど、若き伯爵には黒い噂があって――というおはなしです。舞台となっている近世ヨーロッパのロマンと、しっかり者の少女が覇気のない屋敷を切り盛りしていくあたりのテキパキ感も見所。

2%(管理者)2%(管理者)2006/04/11 03:30余談ですが、以前紹介した「或る少女の肖像」と合わせると私の趣味が丸分かりですね。ヨーロッパ(近世)、少女(天涯孤独)、好色オヤジ(女の敵)、青年貴族(性格がヘン)、……

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Mon, 03 Apr 2006

[] 少女のケニング  少女のケニング - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
あいばゆうじさん
サイト
Language×Language > オリジナル創作小説 > 【夢守教会(ゆめもりきょうかい)】シリーズ > 第1話「少女のケニング」
ジャンル
現代学園(サイコ+サスペンス+言葉+新興宗教系)

それぞれの理由から心のバランスを崩してしまった少年と少女が、頼れる先生のアドバイスを受けつつ確かなものを探して宗教サークルを立ち上げる――という設定のおはなし。新興宗教モノと銘打ったWeb小説作品は珍しいような気もするけれど、身構える必要はない。テーマがテーマだけにかなりドロドロ気味の事件が起きて読者をハラハラさせてくれる一方、彼らの思索自体は思春期的な「自分探し」に終始していて極めて健全。共感するにしろ反感を覚えるにしろ、主人公たちと同じ高校生が読めばかなり切実な気分になれるんじゃないかな、と思う。

ただ、不安定な少年・少女の心情を反映してか文体が割とキツめ(一見すると修辞過剰なフレーズが、実はグロテスクなくらいにストレートだったりする、という感じ)なので、読む人によっては「読みにくい」と放り投げたくなってしまうかもしれない、その点だけ注意。

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Mon, 27 Mar 2006

[] 傍らのミス=フォーチュン  傍らのミス=フォーチュン - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
ブシィ=ナスカさん
サイト
ダスヴィダーニャ > 小説 > 傍らのミス=フォーチュン
ジャンル
現代ファンタジー(伝奇+記憶+妖怪少女系)

駆け出しの居候弁護士略してイソ弁――今日も今日とて各種雑用をこなすうだつの上がらない青年の元を、尻尾と2本の角を持った(なおかつバストの大きな)奇妙な少女が訪れる。彼女は彼のことをよく知っている風なのに、青年の方はまったく身に覚えがない。はたして、彼女の正体は? 目的は? ――という謎めき系のストーリーなのだけれど。

一読して、舞台は関西に違いない! と確信。イソ弁にボス弁、バンドマンに(ヤ)さん。物語はリリカルかつシリアスなのに、アクの強い登場人物たちが口を開いた途端、いつでもどこでも漫才が始まってしまう。もう、すべての台詞がオチなければいかん、という勢い。しかも、その賑やかなノリを保ったまま、骨太でスケールが大きくてそれでいてちょっぴり切ないストーリーが紡ぎ出されてしまったり。笑いあり、涙あり、サスペンスありの3拍子揃った作品。

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Mon, 20 Mar 2006

[] 王女の理由 -Princess of Destiny-  王女の理由 -Princess of Destiny- - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
枕さん
サイト
日暮道遠 > 小説 > 王女の理由 -Princess of Destiny-
ジャンル
異世界ファンタジー(コメディ+逃亡+三流傭兵+王女様系)

ひょんなことから渦中の王女を人質に取って逃亡する破目に陥った男。彼を追うのは王女の親衛隊だけじゃない。邪教団に追われ、傭兵団に追われ――基本的に下っ端でしかない男に立ち向かう術などあるはずもなく、びくびくしながらこそこそと隠れ回るのみ。行動は成り行き任せで、立場は人質であるはずの少女よりも完璧に格下。敵に出会えば逃げ、出会わなくても隠れ、終いにはすべてを放って逃げ出す始末。ひたすら情けない。なのに――何というか、その情けなさに筋が通っていて妙に渋いのだ(実際、彼のダメさ加減が物語の鍵を握っていたりする)。颯爽と見得を切るでもなく、勇気を奮って敵中に斬り込むでもなく、最初から最後まで逃げ続けているのに格好良い主人公というのはかなり貴重な存在かもしれない。

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Mon, 06 Mar 2006

[] マッチ売りの少女@現代  マッチ売りの少女@現代 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
おじょうさん
サイト
ち よ こ 。 > 小説 > マッチ売りの少女@現代
ジャンル
現代一般(ほのぼの+コメディ+シリアス系)

昔話でもメルヘンでもない物語の主人公は、とっても尖った女の子。「この御時世に商売が成り立つのか?」なんて尋ねちゃいけない。今日も今日とて、彼女はしたたかにマッチを売り歩くのだ(煙草へ点火してやる代わりに法外な料金を巻き上げたりしながら!)――そんな新時代のマッチ売りが、とある画家の屋敷を狙った事件に巻き込まれてしまうというか、むしろ自分から飛び込んでいくというか、とにかくそんなおはなし。画伯、警官、記者、そしてファンキーでファンシーな窃盗団――登場人物それぞれにバックグラウンドがあって、ともすればバラバラになってしまいそうなストーリーが軽い伏線を挟みつつ絡み合っていく構成は「巧い」の一言。フラリフラリと神出鬼没に物語を掻き回す女の子が可愛くて、兄貴チャリティーボゥイの悪漢コンビはそれ以上にラブリーで、読み終えたときには彼らが大好きになってしまった。

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