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  • 毎週、管理者が「これは」と思った作品を記録・紹介しています(詳細)。
  • 現在、定期更新を休止中です。近日復帰予定。

Mon, 06 Feb 2006

[][] Crusade~The end of "CRUSADE"  Crusade~The end of "CRUSADE" - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
えあさん
サイト
えあちゃんのよくばりなほーむぺえじ > E N T E R > 辺境図書館 > Crusade ~The end of "CRUSADE"
ジャンル
異世界ファンタジー(戦記+魔術+もどかしい系)

6年前、絶大な武力をもって大陸を制覇した帝国。立ち向かうは、大陸の片隅で小さな叛乱ののろしを上げた大陸解放軍――という舞台設定で、戦争をしたり、漫才をしたり、悶々としたり、恋の鞘当てをしてみたり、ちょっぴりシリアスな過去が語られたりする大作。この作品の見所は、何といっても多彩なキャラクターたち。あらゆる意味で強いヒロイン(戦闘狂)、押しが弱い軍師の主人公(魔術師)、正直者な亡国の王子(熱血漢)――冒頭から登場する主要人物はこのくらいだけれど、ストーリーが進むにつれて味方/敵方を問わず一癖ある人々がどんどん登場してきて、息を吐く暇もない。圧巻。とても腹黒い大神官とか。もっと腹黒い魔導士とか。戦術らしい戦術が見られるのが緒戦だけというのが戦記好きの読者としては少し惜しいところなのだけれど、そのかわりに後半では迫力一杯の魔術戦が満載なので文句はない。完結済みの本編のほか、連載中の番外編もあり。

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Mon, 02 Jan 2006

[][] 縁の下の女の子《接近遭遇編》  縁の下の女の子《接近遭遇編》 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
神秋昌史さん
サイト
ゆめかみ! > 縁の下
ジャンル
現代ファンタジー(ほのぼの+妖怪+不思議少女系)

妖怪屋敷に越してきた一家と、そこに住み着いていた妖怪たちとの出会いを描くコメディ。気持ち良いくらいに邪気のないエンターテインメント――妖怪たちは嫌がらせをするだけで人間に危害を加えないし、父親が事業に失敗して逃げてきたという設定の割に借金を背負っている訳でもなさそう――で、心を空っぽにして素直に楽しめる。

父親は妖怪マニアで母親はオバケ嫌い、クールな息子に無邪気な娘――と各種性格の取り揃えられた人間一家もさることながら、愛すべきキャラクターばかりの妖怪サイドが魅力的。水木しげるで育った読者としては「やっぱり日本の妖怪はこうだよなぁ」と一種感慨深いものがある。それから、伝統的な妖怪たちに加えて謎の差し入れ少女や無気力少女(妖怪)が登場するあたりは現代的な配役――ということなのだろうか。いずれにしろ、中編、後編と続くらしいシリーズの展開が楽しみな作品。妖怪たちのさらなる活躍に期待したい。

タイトルを修正しました:前編→接近遭遇編

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Mon, 26 Dec 2005

[][] Bitter Orange, in the Blaze.  Bitter Orange, in the Blaze. - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
紅崎ナヤさん
サイト
Country Olives > ■Bitter Orange, in the Blaze.(長編/完結済)
ジャンル
異世界ファンタジー(冒険+戦争+シリアス+格闘少女系)

全10章150話の大長編。魔物、妖精、魔法、伝説の剣士、貴族の圧政――RPG系ファンタジー的な要素を余さず揃えた物語の中に、登場人物それぞれのドラマとミステリがあり、反体制派による戦略劇もあり、と非常に密度の濃い力作。まさに長々編だからこそ可能な構成だといえるのかもしれない。とはいえ、章毎にフィーチャーされるキャラクターが(大まかに)決まっているのでストーリーを把握しやすいうえ、脇役も含めてアクの強い登場人物ばかりなので、おはなしの流れを追えなくなったり展開が間延びしたりといった心配は無用。ついでに、中世ヨーロッパ風の都市から荒野、森林、海洋、マチュピチュの山岳遺跡を思わせる聖地に至るまで、異世界紀行文としても楽しめるくらいに目まぐるしく舞台を変える旅の魅力もある。一晩であっさりという訳にはいかないけれど、年末年始にじっくり腰を落ち着けて読むのにはぴったりな作品。

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Mon, 21 Nov 2005

[][] 或る少女の肖像  或る少女の肖像 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
Lis Sucreさん
サイト
Lis Sucre > Novel > 或る少女の肖像
ジャンル
時代小説(恋愛+19世紀フランス+もどかしい系)

暗いトラウマを抱えて孤児院から逃げ出した少女と、実家を飛び出し画家として暮らす青年貴族のほのかなラブストーリー。二人は割と重い過去を背負っていたりするのだけれど、物語は総じて軽快に――気障な台詞を畳み掛けるように紡ぎ出す青年と、気丈で辛辣な物言いをする少女の掛け合いを軸として――進む。二人の間に流れる空気の巧みな緩急がストーリーを引き締めている印象。サブキャラクターたちにもそれぞれアクがあって素敵だし、忘れてはいけないのがイラストの良さ。挿絵付きのオンラインノベルには「イラストはちょっと……」というものも多いけれど、この作品に関してはスケッチ風のイラストが物語の外観を和らげ、魅力を高めるのに一役買っている。また、連載を通した展開は現在最新の第9章にして急転直下といったところ。しばらくは目が離せない。

カテゴリを移動しました:短編・連作→長編・連載中

カテゴリを移動しました:長編・連載中→長編・完結

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Mon, 05 Sep 2005

[][] 霧の森  霧の森 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
まいまいさん
サイト
雑文小箱 > そらしろしりーず > 『霧の森』(閉鎖)
ジャンル
現代一般(恋愛+山岳系)

作者さんの山岳恋愛小説シリーズの外伝的作品。なので、本来ならシリーズ第一作から順番に読むべきなのかもしれない。とはいえ、本編の方は山岳要素が強くて若干敷居が高いので、初心者にも読みやすい本作から入るのもアリだと思う。

ストーリーとしては、主要人物たちがそれぞれ激しい過去を背負っていたり、短期間に山あり谷ありの展開だったり――と、そのあたりだけに注目すれば「いかにも小説」といった体なのだけれど、実際に読んでみると不自然な印象がないから不思議。要所に配合された奥多摩成分の効果に違いない。単なる恋愛のほかに「山」という軸があると、それだけで物語が引き締まる。もちろん、山だけでなくキャラクターも魅力的で、壮絶な紳士ぶりを発揮する「石田さん」は思わず応援したくなってしまうし、留守電の伝言を抱いて眠る「理恵ちゃん」に惚れない男は男じゃないと叫びたくなるほど。終盤、少しばかりお子様お断りなシーンがあるのでそこだけ注意(15禁くらい)。

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