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このブログについて
  • 毎週、管理者が「これは」と思った作品を記録・紹介しています(詳細)。
  • 現在、定期更新を休止中です。近日復帰予定。

Mon, 12 Sep 2005

[] 雪の山荘にて  雪の山荘にて - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
ウェリスさん
サイト
黄金虫 > Novel > 雪の山荘にて(閉鎖)
ジャンル
ミステリ(パロディ+連続殺人系)

差し当たりジャンルを「ミステリ」としておいたけれど、むしろパロディ。圧倒的にパロディ。毎年々々連続殺人事件の舞台となるペンション、そこにうっかりアルバイトとして入り込んでしまった青年の視点で、来るべき次の事件に備える従業員一同の様子が描かれる。ミステリには「端役が謎を解いてはいけない」とか「端役が犯人であってはいけない」などという約束事があるものの「端役が被害者になってはいけない」という法はない訳で、自衛のためにはそれなりの心得が必要なのだ。

――と、こういった脇役視点モノのパロディ小説は巷に溢れているけれど、ここまでバカらしいオチの付いたものはなかなかない。あまりにも下らなすぎて逆に感心してしまうくらい。とはいえ、この舞台設定と配役で本物のミステリを読んでみたいと願っているのは紹介者ひとりではないと思うのだけれど。

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Mon, 01 Aug 2005

[] アクロバティック0.75  アクロバティック0.75 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
こーきさん
サイト
ひかり小説館 > アクロバティック0.75
ジャンル
ミステリ(異色構成+メール系)

「理由」を名乗る人物がとあるサイトに書き込んだ、心中仲間を募るメッセージ。返信したのは、それぞれ心に何かを抱えた人々――架空のメールの文面だけでストーリーを構成する、という実験小説は巷に数多あるけれど、この作品は特に凄い。各々独立したメールの絶妙な繋がり方とか、行間の匂わせ方とか、メールアドレスとハンドルに頼った匿名の人間関係に潜む不確定感とか、オンラインのやり取りならではの雰囲気を上手く生かした描写と展開が魅力的。トリックの方も抜かりなく――や、ネタバレになるから止めておこう。ただ、表紙を開いた時点で既に仕掛けられているぞ、とだけ。終盤の緊迫感も出色。全部で100話(100通)近くあるものの、各話が短いのでドキドキしながら一気に読める。

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Mon, 13 Jun 2005

[] 数字の旗  数字の旗 - 読書ログ@Web小説 を含むブックマーク

作者
山口芳宏さん
サイト
電脳内革命 > 数字の旗*1
ジャンル
ミステリ(シリアス+半日常系)

創元推理短編賞最終候補作。六畳一間をルームシェアする貧乏学生である青年とその親友が、一週間分の昼飯を賭けて横浜駅西口のビル屋上に掲げられた「数字の旗」の謎に挑む。当初はいつもの下らない勝負のタネでしかなかったはずのその謎は、しかしやがて世間を騒がせる連続放火事件へと繋がっていき――

主人公たちの行動や言動には若干無理も感じられるけれど、冒頭から終盤まで巧妙に伏線が張られていてフェアで魅力的な謎物語が完成している。非本格ミステリ好きなら読んで損はない一作。

*1:トップページの下の方にリンクがあります。

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