2005-08-12
■ [長篇]『オーダーメイド』
作者:蓮海もぐら
URL:http://dolbacky.jp/cider/ordermate.html
ホームページ:http://dolbacky.jp/cider/hasulog/
また現在進行形の連載中の作品なのだが、ともあれ、この作品は今が旬だと思うので紹介する。いわゆるキモメンオタクの主人公が、イケメンの「親友」を脅して「可愛くて文系でメガネで猫耳でニーソックスの処女でツンデレでブリデレ」の女の子を要求し、その通りの格好の女の子が現れて⋯⋯というお話。お話はわりとありがちなのだがなんといっても主人公の独白がテンポがいいと言うよりほとんど異常なテンションあがりまくりで面白い。わかったようなわからないような言い方をすると不条理系のエロマンガをファウスト系のライトノヴェルの文体で書いた感じである。作者はライターを職業にしているらしく、文章は非常に読みやすいのだが、たとえば途中で刑事がでてくるのだがその立ち居振る舞いにまったくリアリティーが欠けていたり小説としての幅は正直きわめて狭く、ちょっと苦しいなあと思うところもある。しかしたとえば、
婦女子等の集団が発する甲高い笑い声を間近で聞くと、どうしても自分と切り離して考える事ができなくなる。実際は「アタシさぁ、新カレできたんだけどぉ⋯⋯アイツ、ヤッてる時、般若心経を唱えるんだけどぉ、それってなんかヤバくねぇ?」とか、そういうくだらない話で盛り上がっているに違い無い⋯⋯とは思うんだけど、それでも気になってしまうのだからしょうがない。
などという文章には思わず噴き出してしまう(そんな女いねえ!)。
実際インターネットでは「モテる/モテない」とか「オタクであること」について過剰に意味づけして語る人間がわりと少なくない数で存在していて、おそらくこの作品はそういった存在の自己パロディ的なカリカチュアなのだろうと思うのだが、物語の展開はどうやら一種の「救済」に向かうようであり、その結末がどこまで笑えるものになるかは現在のところ(6話まで進行中)では微妙である。しかし小説としてはいまひとつ不備があるにしても主人公と語り手のあいだの距離感は一定に保たれていて、もたらされる「笑い」は立派な「芸」になっていると思う。ちなみに「ツンデレ」って何?という人は作品本文を参照のこと(私もこれを読んではじめて知った)。
ygwwifvbhu
2014/05/06 04:15
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